【検証結果】不動産オーナー名簿1,000件作成の手間とコスト

不動産のオーナー様に、自社商材の営業アプローチをかけたい
自社商材での営業をお考えの会社様にとって生命線となるのがオーナー名簿の作成。
当社の営業事務が人海戦術や手動により実際に名簿を作成してみたところ、
多少の地域の差はあれど結果に大差はなく、とても興味深い結果が出た。
ぜひ以下を参考にしていただきたい。
不動産オーナー名簿獲得までの工程
まずは はじめに地域を特定する(市区町村単位)をするところから、
工程は以下の手順を踏むことにした。
①ブルーマップ(地図本)を入手する
②さらに詳細エリアを絞り込む
③詳細エリアからアパートマンションの建物をピックアップ
登記取得成功率を鑑みて予め余分にピックアップをする
④ピックアップした建物をエクセルに入力
>アパートマンションそれぞれの①都道府県②市区町村③丁目④地番を1件ずつ
⑤地番から各建物の家屋番号を調べる
⑥法務局にて登記を取得する
⑦取得した登記簿(紙)をエクセルに1件ずつデータ化する
⑧過去のハローページや104にて電話番号情報を調べて付加する
不動産オーナー名簿獲得までの平均時間は約70時間
実際に営業事務担当が複数エリアにて作成を試みたところ、
平均作業時間が割り出された。
①1時間:ブルーマップ(地図本)を入手する
②2時間:さらに詳細エリアを絞り込む
③10時間:詳細エリアからアパートマンションをピックアップ
④20時間:ピックアップした建物をエクセルに入力
⑤10時間:地番から各建物の家屋番号を調べる
⑥5時間:法務局にて登記を取得する
⑦15時間:取得した登記簿(紙)をエクセルに1件ずつデータ化する
⑧5時間:過去のハローページや104にて電話番号情報を調べて付加する
不動産オーナー名簿獲得までにかかった平均原価は17万5千円
これらの作業の結果、単純にかかった原価は以下の通りだった。
・約3万円:ブルーマップ(地図)取得代
・14万5千円:登記(建物所有者事項)取得代
+プラス作業代の人件費は? 取得までの日数はどのくらい?
この上さらに、仮に営業事務が1,000円/h のパートさんだったとしてみると
人件費 1,000円×70時間=7万円が加算され、合計のコストは約24万5千円
さらにパートさんへやり方を教えるための営業社員の手間、いない場合の採用コスト、そのために採用した場合、ほかにあてがう仕事があるかなどもコストに加わる。
そしてまた、営業事務が1日でリスト作成に費やせるのが2時間/日としてみると、
25営業日=約2か月弱を要することがわかった。
【結論】コストも手間も時間も労力もかかり、何より疲弊しきった
人海戦術や手動は非効率でミスも起こりやすく、かなり骨を折る作業で心も折れがちであった。
よって、社内でのRPAやAIでの自動化、または、
代行業へのアウトソーシングが生産的であるということが身をもってわかった。
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